マグロン/Ville neuve les Maguelone
モンペリエ近郊で、一番好きな海。ヴィル・ヌーヴ・レ・マグロン。
学生が集まるパラヴァスやキャルノンより静かで、 立地のためか若干のプライベート感があります。 モンペリエから10kmはある道のりを自転車に乗ってよく通ったものですが、 大好きだったのがこの眺め。
両側をEtangという池に挟まれた一本道を、大聖堂のある島を目指して進みます。
運河にかけられた歩道橋を渡れるのは歩行者と自転車だけ。 車両が乗り入れられないため、島は本当に静かです。 島のビーチ、Plage du Pilouまでは少し距離があるので、歩きの方はプチトランに乗ることをおすすめします。
このあたりではピンクフラミンゴもありふれた光景。
こんなところでワインも作っているんですよ。
大聖堂の中はひんやりうす暗く、差し込む光が神秘的。
島を結ぶ歩道橋は開門時間が決まっているので、帰りの時間にはお気をつけください。
ペイルー公園/le Peyrou
エスプラナード・シャルルドゴール/Esplanade Charles de GAULLE
街中に公園や庭が多く存在し、市民もその恩恵をしっかり満喫しているのが フランスのいいところ。特別なイベントでなくても、芝生の上でランチを食べたり 公園に集まって仲間とおしゃべりしたり、日常的に公園にでかけます。
市民の憩いの場である公園はどの街にも数多く整備され、 モンペリエにもたくさんの素敵な公園や庭があります。
その代表的なひとつがコメディ広場のすぐ隣にあります。
コメディ広場からコラムまでを結ぶEsplanade Charles de GAULLES
美しいプラタナス並木が迎えてくれます。
噴水はモンペリエの広場に欠かせないもの。
道路を挟んだ左手にはファーブル美術館musée fabreと、プーセル兄弟の レストランInsensé
エスプラナードの右手には、コメディ広場よりはるかに広い敷地を持つ 公園Jardin du Champs de mars。 中心街から近く、子供向けの遊具も充実して、いつも大勢の人で賑わっています。
世代を問わず万人が集まることのできる場所が日常にあるというのは、 当然のようで、幸せなことです。
動物園/Parc Zoologique de Lunaret
時間があったらぜひ足を延ばしてほしいのが、街の北、 モンペリエ第3大学のさらに北にある動物園。
それまで動物園というのは臭くて騒々しくて個人的には苦手な場所でしたが、 ここに来て動物園の概念が変わりました。 檻の中に見世物のように飼われているのではなく、 広大な森の中に動物たちが住んでいる、という感じです。 ライオンもクマも、他よりのびのびしているように感じます。
驚くのがその入場料。
なんと無料。
よって、市民の日々の散歩やジョギングコースにもなっています。 90ヘクタールの敷地をすべて見て回るにはそれなりの時間と体力が必要ですが、ランチをもってピクニックしたり、ゴロンと寝ころんでのんびりすることもできます。
動物をみるためだけでなく動物園にいくのって、なんだか贅沢だなと思います。
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2007年、隣接してSerre Amazonienneがオープンしました。
フランス最大の温室施設で、珍しい熱帯動植物をみることができます。
こちらは有料ですが、悪しからず。。
●トラムLigne1:St.Eloi下車、バスLa Navetteに乗り換え、”Zoo”下車
コラム/Corum
アンティゴン/Antigone
ショッピングセンターPolygoneを挟んで旧市街の反対側に広がるAntigone。
70年代、スペインの建築家Ricardo Bofillによってデザインされた新しい地区です。噴水のある広場を囲むように美しい曲線を描くネオクラシックの建物は、かつては低所得者向けの住宅として使われていたとか。
噴水のある広場を囲むように住居が並び、コミュニティの中心に自然と人が集まるように設計されています。
市立図書館とオリンピック・プールを眺めながら、トラム線を越えるとそこは曲線が美しいPlace de l'Europe広場。
レズ川(Le Lez)の向こう岸に見えるのは地域圏首府としての機関、Hotel de Region。
旧市街から新地区へ流れるようにつながる街。
そして今は川から海へ向けて南へと開発が進んでいます。
計画しつくされた都市設計。日本も見習いたいものです。
● トラムLigne1:Antigone、Léon Blum、Place de l'Europeからアクセス可